東京タワーに住む少年

作/山口 理、絵/ふすい、出版/国土社、編集/篠田 一希、装丁/品川 幸人

戦後、電波塔として建設された東京タワーには、一人の設計士とその子孫によって、ひそかにもう一つのプロジェクトが引き継がれていた。ところが、プロジェクトの実現は未だに行き詰まっていた。プラズマ理論を研究をする少年と大学生との出会いをきっかけに、夢は実現に向けてじわじわと動き出します。日本人の夢と希望を象徴するプロジェクト、その志(こころざし)を受け継いだ者たちの葛藤、そして少年の心の成長。一つの夢を実現するために、少年が見つけた一つの手がかりとは。
※時代的には、コロナ禍を克服した少し未来が舞台なっています。

デザイン的なこだわり。今回の本文フォントには、2021年にモリサワからリリースされた「あおとゴシック」を使用しています。縦横のラインが整理されていて読みやすいモダンなプロポーションであり、どことなくヒューマンな雰囲気を持っているところが、昭和と少し未来を結ぶ今回の作品のイメージとよく馴染む気がして、最初に原稿をいただいた時から使ってみたいと思っていたフォントです。

東京タワーに住む少年

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